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漫画事情徒然。

十二月になりました。
朝晩は殊に寒くなって参りまして、もうそろそろストーブやら電気カーペットやらがないと過ごせない季節ですね。

さて、寒いのは季節の所為だけじゃないようで。
先日もちょっと触れましたが、東京都の某条例改悪の件です。
漫画描きには寒い時代になって参りました。
あれで青少年が健全に育成できると思ってるんだったら、本当にちょっとアレですね。

…だって、青少年の育成と、何の関係もない内容なんですもの。
条例の目的がさっぱりわかりません。
無駄な関連機関増やして、関係者のポストを確保する以外の、何の役にたつんでしょうか。
漫画やアニメの影響と青少年の犯罪には、科学的な因果関係が証明できない以上、コレが通ってしまったとしても完全に都の担当職員の「主観」だけでアウトかセーフかが判断されてしまうわけですよね。
本当に、さっぱり意味がわかりません。
赤ちゃんじゃないんだから、物事をその人の快不快だけで分別していいわけ、ないじゃないですか。
今回の条文にも、そのへんの突っ込みを見越してか、なるたけ自由自在に曖昧なこと書いてるようですが。

この件に関しては、色々な出版関係者の方々や私などから見たら神にも匹敵するような作家先生の皆様が毅然と対応し、如何にボンクラな内容なのかを理路整然と説明してらっしゃるので、いまさら何も申し上げることもないのですが、一点だけ。

もしも、この条例が施行されてしまった場合。
…コレ、現実には絶対に守れない条例ですよね。
何一つ具体的にガイドラインを設けずに、お役人様の胸先三寸で何もかも判断されてしまうとしたら。
善良な市民として、あらかじめ犯罪を犯さないように…一体「何に」注意したらいいんでしょうか?
注意のしようがありません。
だって、なんにも目安がないんですもの。

例えば車の運転をするとしましょう。
みんなが安全に自動車を使えるよう、事細かな道路交通法が制定されています。
どんな田舎の道にも、きちんと標識やら何やらが設置されていて、どんな町にもその土地の警察官の方がいらっしゃいます。
我々はそれをあらかじめ知った上で、それを破らないように注意して運転します。
だって、そのルールの目的は明らかです。
みんながおんなじルールで道路を使えば、事故が起こらず、みんな安全に道路が使えるから。

その、それぞれの場所や土地柄に詳しい専門の警察の方もいます。
この道、法廷速度はこうだけど、朝や夕方のラッシュ時にこの通りに走行したら却って危ないから、それは例外としよう。
この日は町のお祭りがあるから、例外的にここは車両通行止めにしよう。
そうやって、ケースごとにきちんと的確な判断をしてくれます。

ええ勿論。
車の運転と、基本的人権である「表現の自由」は、あんまり比較にはならないのはわかっています。
基本的人権を行使するのに、免許がいるわけじゃありませんし。
(…この調子じゃそんなことまで言い出しそうで怖いんですが。)
でも。
「表現の自由は侵害しない、でもこの条例には従え」というのは、
「車の運転はしていいよ、ただし、道路交通法も標識も、お役人様の頭の中にしかないよ」と言ってるのと似てるんじゃないかな、と。
しかも、判断するのは何の予備知識もない、ド素人。
…大丈夫ですか?

今回の件は、ある種都政に携わる方々を、我々一般市民が今後どう見ていくべきかの試金石でもあると思います。
目先のアレコレにかまけて、本当に考えなくちゃいけない部分から責任逃れしてないか、いざという時、この人たちは頼りになるのか、口ばっかり威勢がよくて結局自分のエゴを振り回してるだけだったりしないのか、等々。
まあ、残念ながら私は群馬県民なので、直接には参政権はありませんし、都議の方々には何の影響もないとは思いますが。

…というか、参政権もなく一方的に都の条例の支配下に置かれる状況って、あんまり民主主義って言わない気がするんですが、どうなんでしょう?

さて。
下らない話題をつらつらだらだら書きました。
すみません。
最後に、口ばっかり威勢のいいあの人の最近の発言に、ちょっとしたツッコミを入れて、締めさせて頂きます。
「頭を冷やすのは、貴方です。」
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