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残暑怪談。

どうも高崎ですよ。
コミケが終わって、すっかり我々の夏は終わった感がありますが、まだまだ暑い日が続きますね。
まだ八月なので当たり前ですが。
私的には気温どうこうよりも、湿度の高さが辛く感じます。
エアコンなんか全くつけずに生活してた子供時代、私は何で大丈夫だったんでしょうか…。

さて。
そんな残暑厳しい今日この頃ですので。
たまにはヒヤリとするような怖いお話でも致しましょう。
ブログ始めて以来、夏の恒例になっておりますが…意外と毎回ネタが舞い込んでくるのが不思議です。
怪談や奇談が大好きな私ですが、実際問題として霊感であるとかそういったもの、
基本的に信じてないんですが。

あ、以下しばらく霊的な存在の在りや無しやについてぐずぐず語りますので、興味のない方は怪談本編までスクロールして下さいませ。

や、ほら、幽霊、妖怪とかムー的な事象って、ロマンの塊だ、と言う意味では面白いコンテンツだとは思うんですけどね。
本当にあるかと言えば…まあその、ないだろうな、と。
幽霊とかが実在すると言うには、理屈に合わないこと、物理的に不可能なことを可能にする、どんなエネルギーの存在を立証しなければならないのかと考え出すと、それはほぼ不可能なんじゃないかという結論に至るわけです。
性格悪い突っ込み方ですが。

…というのが上で言う「基本的」な考え方なんですが。
ロジカルな、物理的なスタンスではなくて、民俗学的な側面から「怪談」を考えると、今度は逆にありえるような気がしてくるから不思議です。
というのは、事実として「同じようなものを語る人」が、場所や時代を隔てても存在しているという点。
全く文化的な交渉がなかったはずの遠隔地において、類似した神話、伝説が各々勝手に発祥していたように。
かつて語られていたことを知らないはずの人が同じようなことを語ることがあります。

「答えあわせ」が出来ない状況で両者が同じことを言ったなら、それは嘘を吐いていないのは確かです。
例えば「幽霊を見た」。
答えあわせの出来ない複数人が同じ場所で同じように言ったとしたら。
それはそこに何かがあるのは確かです。
その「場所」に「幽霊と思われる事象が存在している」のか、
もしくはその複数人全員に「同じ神経系の症状がある」のかはわかりませんが。

この場合、上の言い方で大きい見方で「幽霊はいない」と言えても、個別の事象でその存在を否定する方法が見つかりません。

もしくは。
どこかに「原典」があって、何らかの方法で伝播していった、という考え方がある一方で。
「ヒト」の根源に存在する原風景には、共通の何かがある、そしてその「物語」は、そこから生まれたものだという考え方もあります。
民俗学というよりは文化人類学の世界のお話ですけれども。

ですから、同じ話型の「怪談」は、それに類する何かが人類の原風景の中に確かに「ある」とも言えるんじゃないかな、と。
人類全般の中に皆「ある」ものなら、それはもう「実在する」と言えるんじゃないかな、と。

そんなややこしいことを考えさせられるお話を、つい最近聞かせてもらったのですよ。

今年のお盆ちょっと前。
久し振りに地元に帰省してきた旧友とお酒を飲む機会がありました。

彼女は結婚を期に東北地方に引っ越しており、あの震災の当時もそちらにいたそうです。
震災からしばらく経った頃、津波で被害を受けた親類宅を見舞って、彼女はとある海沿いの町を訪れました。
(実家の親類も東北のほうに多かったんだそうです)
その際、ふと港のほうを見るともなしに見てみると。
何だか小さな船が泊まっていて、そこへ向って何人もの人が行列をなしているのだそうです。

「ねえ、あんなに小さな船に大勢並んで、何してるんだろうね」
彼女は一緒にお見舞いに来ていた家族に言うのですが、どうも皆それらが見えないようで。
ほらあれ、あれだよ?と指し示しても、家族は首をかしげるばかり。

そういうものを見たんだけど、あれってやっぱり津波で被害に遭われた方たちだったのかな、という彼女。

勿論私は実際それを見ておりませんが、「同じようなもの」を私は知っておりました。
「フダラク渡海」。
太平洋側の地域全体に伝わる、一種の即身仏の手法です。
フダラク(観音経において南海の果てにあるという浄土)へ生きながら渡るため、狂信の僧侶が小舟で沖へ身投げするという荒行。
そこから転じて、海の先には浄土がある、そこへ向かって水葬しよう、という慣習が、北から南まで各地に伝わっているのです。

勿論友人は観音経のこともフダラクのことも知りませんが。
彼女の見たという船、そしてそこへ乗り込んでゆく人々。
それはもしかしたら、本物の「フダラク」へ震災被災者を連れてゆく、本物の「フダラク渡海」だったのかもしれません。

…というお話。
如何でしょうか。
少しは涼しくなって頂けたでしょうか。
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