FC2ブログ

二月九日。

どうも高崎ですよ。
めずらしく頻繁に更新しております。

でもまあ、本日二月九日は、仕方ないですよね。
1989年(平成元年)二月九日は、我ら漫画に関わる人間の神、手塚治虫先生の命日でした。
なので今日は「肉の日」と言って焼肉食べるのもキン肉マン読むのもいいですけど、心の片隅でちょっとだけ、「手塚作品だとどれが好きだったかな」とか考えてみていただきたいものです。

私が好きだったのは、ベタなところですと「ブラックジャック」や「リボンの騎士」です。
「ブラックジャック」は、一話一話の読み切りの構成と完成度に、感動を通り越して恐怖すら覚えました。
作品のテーマは、私見では「選択」。
ブラックジャック先生はいつも、同時には選べない究極の選択にさらされていたと思います。
何を選ぶのか、何を捨てるのか。
それが失敗におわっても成功しても、毎回その意味を考えさせられる名作でした。
「リボンの騎士」は、初めて読んだ時アニメ版と結構違ってて驚いた記憶があります。
ウォルト・ディズニーの影響があった頃でしょうか、丸っこいサブキャラたちが超可愛いのですよ。
海外の童話を読んでるような作品構成に、何だか純真なわくわく感を覚えたものです。
…残念ながら今、私の描いてる漫画は、純真とは真逆のものですが。

ちょっとマイナーな部類ですと、「奇子」とか「バンパイヤ」でしょうか。
「奇子」は…初めて読んだ時は本当に衝撃でした。
上記の爽やかなものとは正反対の「純真さ」の怖さ。
日本の田舎の嫌らしいエグさ。
この作品で描かれた、善意と悪意の気持ち悪さと、人間の業は、私のその後の人間性に大きな影響を残していると思います。
…や、別に妹におかしな感情を持ったりはしませんでしたけれども。
「バンパイヤ」は、狼男等「動物に変身できる人間」を「バンパイヤ」と呼ぶ点で何だか新鮮でした。
連載は途中休止っぽいようですが、人間と怪物の狭間で苦悩する主人公、この特異体質を利用して悪事を企むダークヒーローらがすごく魅力的でした。
物語を描く、というよりはキャラクターを描くことで作品が進むような印象でした。
今考えると、60~90年代をすっとばして21世紀の手法に近い気がしてて、好きです。

ほかにも「アドルフに告ぐ」とか「火の鳥」とか、「三つ目がとおる」とか、好きな作品はたくさんあるのですが、キリがないのでこの辺で。

…普段は私、漫画のことについてはあんまり書かないようにしてます。
というのも、おんなじ業種である以上、その作品、作家を批評する際に、「じゃあお前がそれ以上にやってみろよ」という当然の帰結にたどり着いてしまいますから。
批判、批評っていうのは、同じ仕事をやってる人だったら、当の相手より「デキる」人じゃなければしてはならないと思うのですよ。
なので、個人の考えを述べるのは、その業界の「素人」に限るべきじゃないのかな、と。
同じ業界の人が事情通ぶって物事を語る視点には、「客観性」が欠けてる気がしていて。

や、単純に私の狭い了見でのお話ですが。

でもまあ、「手塚治虫」に関しては例外としましょう。
だってあの神と「おんなじ業界」のはずがないでしょう、私が。
スポンサーサイト
[PR]

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

高崎たけまる

Author:高崎たけまる
FC2ブログへようこそ!

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR