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戦国夢想。

…仕事が立て込んでると更新頻度は言うに及ばず、記事の内容まで雑になりますね。
こんにちは、高崎です。

いやまあ、お仕事がたくさんあるのは、非常に嬉しいことなんですけどもね。
本当に。

そんなわけで反省した私、今日はドロッドロに濃い記事を書いてみます。
…多分興味ない方には、サッパリ面白くないと思いますが。

さて。
以前…といってもだいぶ前のことですが、私、戦国時代マニアだというようなことを書いたと思います。
といっても、本当のマニアの方々からしたら実に大したことのないレベルですが、変にマニアックな箇所について無駄に細かく好きなので、そう自称してもいいのかな、と思ってるわけで。
そんな私ですが、最近聞いてたラジオで、ちょっと面白い新説をかじったので、ちょっとここにメモしておこうかと思います。

それは、世に言う「信康事件」について。
まず、ご存じない方のための補足ですが、「信康」っていうのは徳川家康の長男・徳川(松平)信康のこと。
一般に言われている「信康事件」は、
1 その信康に嫁いで行った、織田信長の長女・徳姫が、姑(つまりは家康の正室・信康の母)の築山殿との不仲を信長に悪い噂と共に密告。
2 それがもとで信長が激怒。
  家康の腹心の一人・酒井忠次に事態を確認すると、どうも本当らしいので。
3 結果、信長は家康に、妻と嫡男を殺すよう命じ、家康はそれに従う。

…というもの。
江戸時代とかの書物には、信康は誠実かつ勇敢な人物として描かれており、事件の際も、「自分のせいで徳川家にあらぬ危害が加わるのは不本意」と、自ら進み出て切腹。
あまりの清廉さに一同号泣、介錯をするはずだった服部半蔵も涙で手元が見えなくなる…とかいう美談になっております。
関が原の戦いでは、跡継ぎの秀忠が合戦に遅参した際に、家康が「信康が生きていればこんなことにはならなかっただろうに」と嘆いたとか何とか。

このように、基本的に家康・信康=いいやつ、信長・徳姫=悪者の構図があるのが、既存の説だったのですが。

先日聞いたラジオでは、ちょっと面白い解釈がなされておりました。
即ち。
1 徳姫と築山殿の確執って、本当にあったの?
  そもそも嫁いだ時、徳姫はまだ九歳。
  そんな幼女といい年したおばさんが、真っ向から喧嘩とかしない気が。
  築山殿が今川の分家の出だから、織田家を恨んでた、とかいう動機付けもあるらしいですが、その分家、徳川が独立した際に今川に滅ぼされてるので、その動機はナンセンス。
2 徳姫がしたためたという、嫁姑戦争のチクリ書簡って、本当にあったの?
  それも不確か。
  あったとする文献も、そんなの一切出てこない文献もあるようなので。
  というか、事実あったとしても、そんなのを動機にして信長が動くか?
3 事実関係を尋ねられた酒井忠次、何故お家の一大事に、きちんと言い訳しない?
  それに、そもそもこの酒井さん、家康たちの住む浜松にいる人で、信康たちの住む岡崎には、きちんとその後見人兼家老の石川数正という人がいたはずなのに、何故酒井さんが?

そして最大の問題。
4 何で家康、そんな素直に嫡男と正室、殺してるの?
  この時期は、まだまだ東国には武田が頑張ってるし、ここで無茶言い過ぎて徳川にそっぽ向かれたら、さすがの織田家もちょっと厳しくなるでしょうに。
  そのへん鑑みても、こんな無理難題を唯々諾々と受け入れる、意味がわかりません。

そのあたりの問題点から推理すると。
その番組ではこう解釈していました。

逆に、家康は信康を殺したかった、と。
その結論から遡って考えるに、おそらく徳川家は、家康・酒井のいる浜松城と、信康・石川のいる岡崎城とで派閥争いがあったんじゃないかと。
家臣の構成を見ると、浜松派は主に戦場功績型の家臣団(武断派)で、岡崎派は主に外交担当型の家臣団(文治派)からなっていたようです。
意見の相違から自ずと分かれていったのか、家康がそう分けたのかはわかりませんが、結果として確執があったのは嫁姑間ではなく、おそらくは岡崎・浜松間。
酒井忠次は、信長のもとへ言い訳に行ったのではなく、逆に、長女の徳姫をどうにかしてしまうかもしれませんが、ということへの許可をもとめに行ったのではないか、と。

凄く新鮮な解釈でした。
一般に「三河武士の結束は、言わば一枚岩」と例えられている徳川家臣団が、実はこんなところで内乱の危機があった、っていうのは、非常に面白い説だな、と。

でも、私はここでもう一捻り。
番組では、築山殿と石川数正に担ぎ上げられた形になった信康が、責任を取る形になった、と解釈されてましたが。
文献に多く見られる、信康の人となり、つまりは勇敢、ある意味粗暴、そんな基本的な本人の性質から鑑みるに。

もしかしてこの内乱、主犯はこの、徳川信康その人だったんじゃないでしょうか。

この、慎重冷静な父とは正反対の、勇壮な野心家。
もしかしたら。
徳姫を握ることで織田家からの直接干渉を抑え。
母の血統を利用して武田と通じ。
石川数正を利用して岡崎の家臣団を掌握し。
そのまま三河半分ごっそり持って武田に与し。
父ごと徳川を、あわよくば織田まで喰らってしまおうと画策してたのでは、ないでしょうか。

だとしたら。
今まで歴史の影に隠れていた、地味な脇役ですが。
もしこの「信康事件」を生き延びていれば。
斉藤道三、織田信長、松永久秀らに続く、戦国の奸雄として名を馳せたことでしょう。

ああ、勿体ない。
こういう「もしも」で歴史モノの漫画とか…さすがに描けないですね。
知識も腕も、何もかも足りませんし。

どなたかこういう架空戦記もの、描いていただけませんか?
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