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告知です。

今月売りの漫画ばんがいち(コアマガジン)にて、タイトルは「オタサーの姫?」です。
オタクサークルにある日可愛い女の子が、っていうよくあるお話です。
オタサーなので、作中キャラたちが夢中になってる作中アニメが登場するのですが、せっかくなのでかなり本気でデザイン等作りこみました。
いわゆるプリキュア的なもののオマージュです。
が。
私、プリでキュアな人たちに関してはほとんど知識がありません。
ハートキャッチが馬越さん作品と聞いてちょっと齧ったくらいで、あとはさっぱりです。
なので私の中で、ピンクがレッドポジションな戦隊モノなんだという認識を構築して制作致しました。
商業には出せないでしょうけれども、スピンアウト漫画とか描けるくらいの設定を作ったので、どこかで勝手に自分の二次創作とかやってみたいところです。

あと、どうやら上記と同じくらいの時期に、竹さんから単行本「だめっ娘ガールズ」が発売するようです。
どうせなら、とらのあなさんやメロンブックスさん等、専門店でのご購入をお勧め致します。
他の仕事の修羅場中に、4pリーフレット(とら)やイラストカード(メロン)を描きましたので、そういった特典がお邪魔じゃなければ。
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単行本販促4

どうも高崎ですよ。
今年も甲子園の季節がやって参りました。
今回の群馬大会は、非常に熱い試合が多かったようで、地方予選とはいえ、ちょっと他の県の高校野球好きにも是非チェックして頂きたい内容でしたよ。
一昨年優勝の前橋育英が、まさかの二回戦敗退という波乱にはじまり。
準決勝の時点で、かつての甲子園制覇校・桐生第一、昨年甲子園、春大会の雄・健大高崎、そしてあの「タッチ」のモデルとなった前橋商業が集う、まさに漫画みたいな展開。
正直、最近の群馬の高校は、甲子園の代表校レベルの学校がひしめき合ってるので、潰し合いがもったいないと思うのですよ。
そんな中、決勝は新旧強豪校の決戦を制して、健大高崎が代表に、と。
桐生第一も、ここ最近はまた力をつけてきていたので、もしかしたら、とも思っていたのですが…やはり強いですね、健大高崎。
今夏こそは「機動破壊」で群馬県に優勝旗を持ち帰って頂きたいところです。

…と。
すいません、販促のおはなしでしたっけ。
さて、販促活動も、今日でひと段落。
もう特に書くこともなくなっちゃったので。
私の近所の本屋さんも、今日「新装版・オバケのQ太郎」買いに行ったら、売り場から消えておりました。
やった、売れてる!…と思えた一方、他の新刊の邪魔だから退かされたのかな、とも考えるネガティブな私。
実際はどうだかわかりませんが、多少は返本が少ないことを期待しております。

では今日の裏話。
収録作品については前回までに大体お話してしまったので、今回は表紙のお話を。
普通の表紙はググって頂ければ普通にご覧になれるかと思いますので、ここでは元絵のほうを紹介致します。
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はいこちら。
これを上手いことデザインとして落とし込んで本の表紙にして頂いた、と。
そういうわけです。
「だめっこがーるず」なので、「たべっこど●ぶつ」的な色合いとか面白いんじゃ?とか考えての赤っぽい影でしたが、デザイン的に他の色味のパターンも欲しいと言われたので色調補正してお渡ししたのがこちら。
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まあでも、内容的に見ると寒色系はない気がしますね。

そしてこの表紙。
実は十数回のリテイクを経てのものなのです。
原因は主に胸。
「もっと大きく!」
「え?でもこのキャラ、作中だとそんなに巨乳でもありませんけど…まあいいか」
「まだまだもっと大きく!」
「これもう別キャラですが…んじゃ、このくらいでどうでしょ」
「まだまだもっと大きく!」
…こんな感じで十回ほど。
途中からちょっと面白くなってきてましたが、まあ大変でしたとも。

それから塗りのほうでも、一般誌の範疇を超えるえろい塗りはダメらしく。
カラーが苦手な私としては、どういう按配なのかいまいちわからず、非常に苦労致しました。
一般誌って難しいですね、マジで。

そんなこんなで。
常に実力不足を嘆きながらも、どうにかこうにか一冊の結果にまとまりました。
最初の担当Iさんは、私が凹んでた時にこう言いました。
「ダメかどうか、とにかく本にして世に問いましょう」

それで何らかの答えが出るかどうか、それはまだわかりません。
でも「とにかく本に」っていう約束は、どうにか守れました。
…「世に問える」ほど手に取ってもらえてるかどうかはちょっと自信がありませんけども。

単行本販促3

はいどうも高崎です。
どうなんでしょう、初動は良かったんでしょうか。
一般誌のくくりは初めてなので、どのくらいの位置につけたらまあまあ成功なのか、よくわかりません。
取り敢えず近所の本屋さんに「ラブやん」の最終巻買いに行ったら、私の本はまだ売れずに残っていたということはわかっております。
一冊でも返本が少なく、ギリギリでもいいから黒字になって頂きたいものです。

では今日も単行本内容解説、参りましょうか。
最初はこちら、「シリコンバレー」です。
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これもタイトルは当時の担当さん。
半導体とか工業地帯とかとは何の関係もありませんが、響きだけで面白いかと思って。
ロジックとパッションを上手く共存させるのが大事なんだな、と勉強になったタイトルです。

コアさんではよく描くんですが、竹さんでは初めてでしたね、女装もの。
コアさんで描くタイプは主にMな性癖の漫画ですが、こちらはシチュエーション的に必要に迫られて、というタイプの女装です。
最初はママさんバレーなので人妻ヒロインにしようかと思ったのですが、♀主人公が初心なほうが♂主人公のこの格好に説得力が出るだろう、ということで、喪女のOLさんに。
バレーボールの練習シーンは、普段文化系のキャラが多くて、終始会話劇になりがちな私の漫画の中で、珍しく動きがあって楽しく描けました。

さてお次、「総長の性癖」。
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こちら、この単行本制作までお世話になった編集Tさんの担当作品。
お互いグンマー出身ということで、打ち合わせの際に地元トークで盛り上がった結果、走り屋みたいなのどうかな、という流れに。
が、私、自動車の免許は持ってますし普通に運転とかもしますけど、大型自動二輪に関してはさっぱりです。
ネットで調べて、まずは運転の仕方、各パーツの役割、バイク自体の構造まで一気に勉強致しました。
バイクのプラモとか作る時間があれば、もうちょっとリアルな作画が出来たのかもしれませんが、まあ今の私の思う「かっこいいバイク操縦」の絵は大体入れられたので良しとしましょう。

♀主人公のデザインは、変形ポニーテールみたいなのを、とデザイン致しましましたが、単行本の収録順だと、手前のバレー喪女とやや似てしまっていて…もうちょっとそれぞれのキャラに個性が欲しいな、と。
今後の課題も浮き彫りです。
私服のいまいち感も、今後に期待です。
フェミニンなゆるふわ系を、と思ってデザインしたのですが…致命的にダサいですね。
困ったもんだ。

最後、「奥様は魔性」です。
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ええと…多分これが打ち合わせ時のキャラクターラフです。
確信はありませんが、多分。
当時はプロットを打ち合わせながらキャラを段々と組み上げて、最終的に作品の形に持っていく、みたいな形で作っていたもので、最初のデザインからはだいぶ離れてしまうことも少なくなかったのですよ。
前述の「彼女の屈折率」とかもそうだったかと思います。
完成した状態のデザイン画がないのは…すいません、引越しの際にどこへやら、ということみたいです。
黒髪、巨乳、人妻、という点は大体変更してないので、、まあ同一人物だと思っていただければ。

そんな人妻もの。
基本的に明るく楽しい漫画を心がけておりますので、不倫漫画とかにしてしまうとドロドロ過ぎやしないか、と。
たまにはそんな暗い情念の漫画もいいかな、とも思ったのですが、一般誌っぽくないので、旦那さんはいない(離婚なのか死別なのかは明記してませんが)ということに。

ただの年上熟女を口説く漫画だと「奥様」感が薄くなってしまうので、子供の存在感を強めにして、家庭のある女性の雰囲気を出せるように演出しております。
上手くいったかどうかはよくわかりませんが。

さて、収録作品に関しては以上になります。
次回はおまけとして、単行本表紙まわりのことについて、ちょっとだけ語ろうかと思います。

それではまた、明後日くらいに。


単行本販促2

はいどうも、高崎ですよ。
暑いですね。
我が家、昭和の中ごろに作られた古い鉄筋の最上階なもので、鉄筋を通して建物全部が暖められ、夜になっても壁がほんのりあったかいです。
家賃は安いですけど…これ真夏は光熱費が余計にかかるなあ…。

さて。
今日も単行本販促を致しますよ。
ここでの販促以外にも、最近は大量のサインを書きました。
書店で売る用?なのかな?…というものと、雑誌プレゼント用のものを二種類。
売れてる作家さんとか芸能人のひとみたいな、かっこいいサインなんか考えたこともなかったので、普通の署名を致しました。
…ただ私の名前書いてあるだけなんだけど、これ何か需要あるのかしら、と懊悩しながら何十個もサイン本作ってると、ああいうかっこいい、ぱっと書けるサインって、凄く実用的なんだな、と実感。
あ、雑誌プレゼント用のサイン本には、さすがに署名だけではアレかと思いまして、ちょっとしたらくがきイラストを付けておきました。
多分今後いつかのビタマンさんとかで出されるかと思いますので、よろしければ是非。

では、先日の続きの「だめっ娘ガールズ。」収録作品解説をして参りましょうか。
まずは「トカイデエト」。
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グンマー人ならではの都会への恐怖を漫画にしてみました。
我ながら怪作です。
キャラクターデザインは、最初はメガネとそばかすも付いていたのですが、さすがに漫画にすると画面に記号が多すぎてうっとおしくなるかと思い、取りやめました。
私はグンマー人ですが、作中の「田舎」は何処かわからない謎の田舎、ということで、当初は「何故か中南米の山岳地域をイメージする」という演出を考えていました。
が、絵的にボケがわかりにくいのと、アシさんが新宿の作画で疲れ切っていたので、無謀な演出はなかったことに。

落語とかだったら、こういう小さいボケ「くすぐり」は、演じるたびに色々変えて試せるのかもしれませんが、漫画は基本一発勝負。
どういう組み立てにするかは毎回大いに悩みます。

次ー、「彼女の屈折率」です。
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これはかなりキャラデザインが難航しました。
コンセプトは最初から、メガネのツンツン処女姉さん、というのが固まっていたのですが、担当さんと私にしっくりくるデザインが決まりきらず。
最終的に若干幼く見えてしまうけど、前髪作って、という方向に落ち着きました。
こういう系の髪型でも、シティーハンターの冴子さんとかみたいに、かっこいい大人の女性はデザインできるはずなんですが…私が描くとどうもかっこよくなりませんね。
まあ、お話の内容があんまり締まらない感じなので、このくらいの年齢感でちょうどよかったのかもしれません。

本作は、特にたくさん台詞回しで担当さんに助けて貰いました。
こういう言い回しのほうが面白い、こことここ、入れ替えたほうが説得力出る、等。
この作品あたりから、私コンテ切る時に、脇に台詞だけ書き出した脚本みたいなのも並行して作るようにしております。

では本日最後、「司書さんが怒ってる!?」です。
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どこかしら野暮ったい駄目な子のバリエーションなら、私、ちょっと自信が出てきました。
変な子ばっかデザインしてますね。
そりゃ、あんな有名かつ有能な先生方が跳梁跋扈している雑誌ですもの。
何とかしてキャラや立ち位置を、と考えたらこうもなりましょう。
そんなわけで貞子さん系の怪しいキャラの爆誕です。
デザイン的には物凄く描きやすいので大好きです。
作劇的には、短い尺の中で上手いことこのコミュ障気味の子と関係を築くお話なので、非常に大変でしたが。

あんまり喋らないキャラに喋って貰わないと話が進まないので、どうにかこうにか端的に伝わるような台詞回しに腐心しました。
もっと表情や雰囲気でお芝居させられるほど画力があれば、他の演出方法もあったのかもしれませんけれど。
いつかそんな漫画かけるようになりたいものです。

そうそう、舞台の大きな図書館は、私の大学の図書館をイメージして作劇しました。
私も文学部だったもので、よく大学の地下書庫とか研究室の希少本とかに噛り付いていたもので。
作画的には、うちの大学はあんまり絵にならないので、参考にしてませんけれども。

さて、本日はこんなところでしょうか。
続きはまた、明後日くらいの更新になります。

単行本販促1

どうも高崎ですよ。
どうやら無事に竹書房さんの単行本「だめっ娘ガールズ。」、発売した模様ですね。
ジョジョの新刊買いに行ったら、同じく新刊のコーナーにあって驚きました。
ここのところマジで忙しかったり暑くてくらくらしてたりで、いつもの単行本発売時よりもドキドキせずに済みました。
初の一般誌での作品集なので、もっと緊張感あってもいいと思うのですが。

そんなわけでちゃんと発売されたので、遅ればせながら当ブログでも、高崎たけまる単行本の販促を行って参りたいと思います。
いつもは発売前からカウントダウン的に更新して(自分を)盛り上げるのですが…すいません、今回はちゃんと発売されるかどうかわからなかったもので。

そんなわけで、例によって収録作品の解説なんかを、何回かに分けてやって参りましょう。
単行本の中には、さすがにページが足りなくてそんなの書けませんし、余計な裏話なんか萎えるから聞きたくない、って人もいるでしょうから、いつもこんな場所でひっそりやってるわけです。

閑話休題。
それでは、目次の最初、「こもりひめ」から。
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あ、こちら当時のキャラ設定用の資料です。
いつもその当時のものを、恥ずかしながら引っ張り出してきて解説してるのですが…今回はマジで探すの大変でした。
コアさんは二年そこそこで単行本が出るので、資料も二年前まで遡るだけでいいのですが…竹さんはぶっちゃけ、単行本出るとは思ってなかったので、五年くらい前のコンテ資料の中からサルベージです。
よく残ってたもんです。
引越しとかもしてるのに。

さて内容ですが、こちらが竹さんでのデビュー作です。
コアさんの単行本を見た、当時の担当Iさんが声をかけてくれて、竹書房さんでのお仕事が始まりました。
コンビニの成人マークなしの雑誌、ということで、コアさんの当時のばんがいちくらいの感じを想像してたのですが、思った以上に一般誌寄りの雑誌で、表現の制限に物凄く苦労しました。
今も全然慣れないのですが、歴代の担当さんにも本当に苦労をかけたと思います。
お話的には、物凄い駄目な子を描こう、というコンセプトで考えました。
図らずもその後、そのコンセプトは一貫して使われることになりましたが、竹さんでの仕事の全部の基本が、ここに入っておりました。
…でも、これもだいぶソフトな表現になって人前に出しております。
最初のプロットの時点では、当時の担当さんに「…面白いけど、これやっちゃうと後のエロシーンに行く気が失せるよ」との制止が入った小ネタがたくさんありました。
…別に駄目な子萌え、というわけじゃないんですけどね、私。

お次、「我が社のウサギ」。
t-ch2.jpg
こちらは比較的最近のものなので、発掘が容易でした。
真面目なお姉さん+色っぽいバニーさん、というミスマッチを、という感じで組み立てたのですが、やっぱりこの人も生活力的に駄目な人になってしまいました。
おかしいなあ。
ちなみにこの作品内で、♀主人公が夢中になってるアニメ、現在コアさんの「漫画ばんがいち」内で掲載されてる拙作「オタサーの姫?」の世界でも人気作品なので、そちらにもちょこっと登場しております。
気になった方は是非両方お買い求め下さい(ダイレクトマーケティング)。
こういうバニーさんとかいるお店は、一回行ったことがあるのですが、その時はお店の大画面モニターで流していた「聖闘士星矢劇場版・真紅の少年伝説」のほうに夢中になってしまって(当時はまだDVD化されてませんでした)、店内の様子はさっぱり記憶にありません。
先を見越して取材していたら、もっとお店の中のシーンも増えていたかもしれませんね。

そして次、「えぬえむ」です。
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タイトルは当時の担当さんが付けてくれたもの。
ノーマルな彼氏とマゾヒストな彼女なので、シンプルに素敵なタイトルです。
キャラ設定絵をご覧になるとお分かりかもしれませんが、本作、だいぶ♀主人公の設定に紆余曲折がありました。
本性がMなのは固定として、普段の見た目はどうしよう、と。
それによってお話の組み立て方も違ってきますからね。
私はちょっとSっ気ありそうな感じ(右)を押してましたが、打ち合わせを繰り返した結果、逆に凄くふわっとした女の子女の子した見た目のほうが面白かろう、と。
この見た目でああいう構成だからこそ、キャラが立つのかな、と今更ながら当時の担当さんには頭が下がります。

当時のIさんのみならず、竹さんの担当さんにはたくさん勉強させて頂きました。
多分何度も「こいつ一般誌に向いてないな」と思ったことでしょう。

さて、本日はここまで。
続きはまた明後日くらいの更新になるかと思います。

Gの時代の申し子。

どうも高崎ですよ。
仕事がひと段落した瞬間に体調崩しました。
もうすっかり三十路の下り坂体力ですが、どうやら気合が入ってる間は風邪とか無効化できてる模様。
昭和の根性論です。
や、人にそういうの強要したりはしませんけれども。

さて。
私、成人向けとはいえ漫画描きの端くれなので、普段はあんまり漫画に関してはここで語ったりはしないようにしております。
他業種なら蚊帳の外ですから、ああだこうだと勝手な感想言えますが、漫画に関しては同業種、しかも古今全ての漫画家は全て私より面白い漫画を描くので、基本的に何にも語るべきことがないのですよ。

が、その中でも一部の作家に関しては、「私が同業種と思うこと自体が不敬」だと思ってる方々がいらっしゃいます。
凄すぎて。
例えば長谷川裕一先生とか、和月伸宏先生とか、永井豪先生とか。
そういう方々は私の中で全くの他業種なので、遠慮なく感想が言えるわけです。

そんな方々の一人、やまと虹一先生の傑作「超戦士ガンダム野郎」新装版が、先日全巻刊行完了致しました。
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「プラモ狂四郎」で第一次ガンプラブームを作った先生の、第二次ガンプラブームの起爆剤です。
私はちょうど「ガンダム野郎」の主人公、天地大河とほぼ同年代なので、少年時代、狂四郎は「遥か先に立つ名人」で、大河こそ同じ時代のヒーローでした。
コロコロよりボンボン派でしたしね。

第一次ガンプラブームはファーストガンダムのMSVが中心でした。
私の一番好きなジム、「ジムスナイパーカスタム」も、この系統ですね。
対して第二次ガンプラブームは、SDガンダムの「BB戦士」や「元祖SDガンダム」が中心となりました。
ZZ終了以後、Vガンダムまでテレビシリーズでのガンダムがなかった時代、逆にガンプラの自由さを更に広げることに貢献していたのが、SDガンダム、引いては本作「ガンダム野郎」でした。

既存のスケールモデル仕様のガンプラをディフォルメした姿でシリーズ化、しかもそのSDに更なる「騎士」「武者」などといったキャラクターやオリジナルの物語まで追加してゆき、更に更に、それら商品化されたガンプラを「改造」したものを愛機とする大河たち。

「大河スペシャル」の武者ガンダムを愛機とする主人公、天地大河。
名古屋から来たライバル、龍使いの杉本ヒロシは武者νガンダムやシャチホコヘッドの千成将軍が愛機。
長野の豪多亜留は「プラモ狂四郎の弟子」だけあって、レッドウォーリアを愛機としていて。

当時小学生だった高崎少年も、自分なりの「愛機」と呼ぶべきSDガンダムが欲しくて、少ないお小遣いをやりくりしつつ、大河を真似て武者ガンダムを改造したり、亜留を真似てレッドウォーリアを自作したりと頑張っておりました。
結果、愛機と呼ぶようなものといえば、BB戦士№20「パーフェクトガンダム」を改造した機体が、そうだったと言えるかも知れません。
BB戦士№28「Gアーマー」に付属するガンダムを素体にして、当時出来る限りの可動を組み込んだRX78を制作。
(Gアーマーのギミック上、こちらのガンダムのほうが「パーフェクトガンダム」のものよりも可動箇所が多いので)
その可動に干渉しにくいように装甲を乗せた、小学生にしてはかなり頑張ったカスタムキットだったかと思います。
ファーストの武器ではジャベリンとガンダムハンマーが好きだったので、それも自作して持たせたりもしておりました。
母にいらないアクセサリーのチェーンとか分けてもらったりして。

で、これがその当時のキットです、と、出せれば面白いのですが、さすがに大昔のものですから残ってはおりません。
今の私の技術なら再現可能かもしれないので、いつか頑張って作り直してみたいものです。
…途中になってる他の改造キットを仕上げるのが先かと思いますけれども。

そんな小学生時代の熱いガンプラ愛を後押ししていたのが、本作「ガンダム野郎」の熱いストーリーでした。
次々と登場する魅力的なライバルや強敵。
それぞれが個性的なキャラクターと、それを体現したかのような愛機を携えていて。
それに劣らず成長し、強力な愛機を生み出してゆく主人公、大河。
初期の唐獅子(シーサー)を兜飾りに備えた「大河スペシャル」や、中盤ヒロシから譲られて進化させた、サラマンダートップの「千成将軍」。
後半は「白龍ガンダム」や「烈光ガンダム」を愛機として使うことが多かったかと思います。

私は初期の愛機のひとつ、「大福将軍」が大好きで、自分でも作っておりました。
純白のイメージが強かった「大将軍」を、「大河スペシャル」寄りの黒と金のカラーに塗り替えるのが斬新で、愛着のあるキットになりました。
…これ作ると「ガンダム副将軍」の大部分が余っちゃうのが難点でしたけどね。

亜留のレッドウォーリア系の機体も大好きなのが多かったのですが…如何せん亜留の技量が小学生にしては飛び抜け過ぎていて、再現できるものが無印レッドウォーリアくらいのもので。
(それ言ったら狂四郎だって小学生にして武者ガンダムやパーフェクトガンダムシリーズを生み出したわけですけど)
幸いにして「紅武者」が今夏ついにキット化されるとのことで、二十数年待ってた甲斐があったというものです。
個人的には亜留の機体では「レッドファイター91」が好きなので、いつか自作できないかな、と画策しております。
BBのF91は良キットなんですが、さすがにもう古いですし、うまく素体につかえるかどうか。
…難しいところです。

中盤から登場の強敵、「ガンキラー」は、今作屈指のキャラクター性を持ったカリスマキットです。
大河の「大福将軍」の十倍近い戦闘力にも驚きましたが、当時のSDガンダムの中の、どの系統にも属さないデザインが異様かつ威容で。
亜留の「キラーマスター」と合体して大河の愛機「ガンマスター」になる展開も大好きで、このあたりの時期は本当に夢中になって、毎月ボンボンを読んでおりました。
ガンキラーもいつか自作したい…とは思うのですが…この機体を作るにはまだまだ私のSDスピリットと技量が足りないようです。

後半は…実は当時流石に小学生高学年~中学生の頃で、リアルタイムでボンボンを読むことも少なくなってきておりました。
私のガンプラ熱も、SDからリアル頭身のキットへと移っていた頃でしょうか。
それでも、白龍ガンダム改造の、「太陽龍ガンダム」が好きで、白龍、青龍、赤龍を混ぜて自作していました。
パーツにされた赤龍は、軽装状態がそのままレッドウォーリアなので問題ありませんが、青龍が貧相な状態になってしまうのがやや悲しかったのを覚えております。

結局当時は、普通の子供と同じように、私も「卒業する」みたいな何となくの興味の移行で、あれほど好きだった「ガンダム野郎」の最後を知らぬまま、大人になってゆきました。
実は大人になってから、結構一生懸命単行本を集め直していたのですが、終盤、私の読んでいなかった頃の部分は手に入らず、かなり悶々としておりましたので、今回の新装版の刊行は本当にありがたい限りです。
…ボンボンとは関係ないですが、せっかくだからこの機会に、「謎の村雨城」等、他のやまと先生作品も、併せて復刊してくれると嬉しいのですが。
プロフィール

高崎たけまる

Author:高崎たけまる
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