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告知です。

今月売りの漫画ばんがいちさんにて、新作掲載です。

タイトルは「2年B組『せんせい係』」。
ばんがいちさんでは初めての巻頭カラーになっております。
内容は…まあいつも通りですね、申し訳ありませんが。
女の子二人の3Pですので、ちょっと各コマを大きめにとって、位置関係をわかりやすく、と心がけたつもりです。

そしてどうやらこの号で、漫画ばんがいちさん、創刊20周年だそうで。
…そんな号に私の巻頭カラーでいいのかどうかわかりませんが、とにかくおめでとうございます。
先日、ホットミルクさんでも漫画ブリッコから連綿と続く、「エロマンガ30周年」を記念特集しておられましたが、通巻での20周年は、業界でもかなりの老舗なんじゃないでしょうか。
ワニさんの快楽天も、確か通巻200号をようやく超えたあたりだったかと思いますし。

私はまだ、メガミルクさんの休刊以降関わらせて頂くようになった新参ですが、これからの10年の礎に、少しでもお役に立てるよう、精進致します。

皆様、漫画ばんがいち(…と高崎たけまる)をこれからもよろしくお願いします。
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怪獣墓場からの帰還。

怪獣墓場…それは宇宙のどこかにあるという、怪獣たちの亡骸が集まる空間。
ウルトラ戦士たちによって倒された怪獣たちが、今そこから甦る…!

…というコンセプトでの商品化だそうですね、この食玩「ウルトラボーン」は。
ああどうも、申し送れました、高崎です。
最近はすっかりウルトラマン、というかウルトラ怪獣に夢中な私ですが、このタイミングでバンダイさまはいい仕事をなさいます。
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要はウルトラ怪獣のアクションフィギュアなのですが、ディフォルメされた体型と強烈なキャラクター性が、骨格状態でも発揮されてるのが凄いですね。
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全部で6種類×色は普通の骨っぽいベージュカラーと、何かやたら格好いいブラックバージョンの2種。
せっかくですので各怪獣たちを紹介して参りましょう。

まずはこちら。
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普通の骨なカラーリングで入手した、「宇宙忍者」バルタン星人と、「古代怪獣」ゴモラ。
ウルトラマンシリーズにはまだ詳しくない私でも、バルタン星人くらいは知ってます。
時代、年代を超えて何度も登場する、ウルトラマンシリーズ屈指の名ライバルです。
ゴモラは、初出は初代ウルトラマンだそうですが、最近では「大怪獣バトル」シリーズで主人公のレイオニクス(怪獣使い)の頼れる相棒として登場し、実質シリーズの顔として活躍してますね。
ポケモンのピカチューみたいな立ち位置で。

ではお次。
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名前だけは有名ですね、「古代怪獣」ツインテールと、「深海怪獣」グビラ。
ツインテールは、初出が「帰ってきたウルトラマン」。
…ちょっと調べた感じだと、こっちも通り名が「古代怪獣」なんですね。
よくわかりません、詳しい方、訂正して頂けると助かります。
というかこれ、どうやってスーツアクターさんは中に入ってたんでしょうか…凄い斬新なデザインですよね…。
あ、いや、中の人などいませんけどね。
もしいたら、って話ですから。
グビラは初代での初出。
足が水掻きなのは、本来海中に住んでるからなんでしょうか。
鼻のドリルが可愛くて好きです。

さらに。
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「宇宙怪獣」アントラーと「火山怪鳥」バードン。
アントラーは初代が初出。
どこかで外国の歴史的建造物っぽいのを破壊して回ってる姿を見た記憶があります。
さすがに当時は生まれてないので、きっと夏休みの再放送か何かだと思うのですが。
大きな牙が特徴的ですが、この牙実は、のちにゼットンのツノとして再利用されてるそうで。
バードンの初出はウルトラマンタロウ。
ちょっと調べたらこのバードン、タロウのシリーズ内で計4回ウルトラ戦士と戦い、うち2回は完勝、ゾフィーとタロウを血まみれにしてぶっ殺してるそうです。
何それ怖い。
ていうか凄い強いんですね、この鳥。
このウルトラボーンだと手とかめっちゃ可愛いのに。

それから。
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シークレットの「腐敗怪獣」ホモラ。
初出はウルトラマン…何だろう。
ごめんなさい嘘です。
ウルトラボーン買った店の近くのガチャポンに入ってたものでつい。

閑話休題。
そして、このウルトラボーン、なんで骨なのかと言いますと、生ものの怪獣よりも間接がはっきりしてるからアクションフィギュアに向いてる、ってのもありますが、真骨頂はこちら。
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骨格を組み替えて、自分だけのオリジナル怪獣を生み出せる点にあるかと思います。
手足も首や腰も、全部同じ大きさの間接で出来てますので、どんな無茶苦茶な組み替えもオッケーです。
上の私のオリジナル怪獣は、ツインテールを体幹にしてバードンを羽、アントラーとグビラで腕を構成した合成怪獣。
同じ怪獣を複数買いしてもまた幅が広がるかもしれませんね。

今月末にはガチャポンでもこのシリーズが展開されるそうですので、そちらも楽しみです。
食玩と違って、なかなか買えなそうな気もしますけれども。

八柱の四弾。

ある人の名言です。
「チョコレートは、女の子から貰うから甘いんだよ」
…至言です。
だから私は、あんまりチョコレートが好きじゃなかったんですね。

さて、バレンタインデーです。
そんなわけでチョコの話題を挙げましょう。
神羅万象チョコ第8章「大魔王と8つの柱駒」第四弾・完結編です。
もう発売から一ヶ月近く経ってしまいましたが、ようやくご紹介できるようになりました。
…だって先月、マジで忙しかったんですもの。
あと、今回のアソートはマジで凶悪で、1箱買っても何の戦果もないことがしばしば。
久し振りの大苦戦で、なかなか揃わなかったのも、紹介遅れの理由のひとつでした。

ともかく。
早速ご紹介致しましょう。
ではまずこちら。
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右から、「大魔王アーク」「聖魔大剣現アーク」「綺羅星天アルカナ」です。

大魔王さまマジイケメン。
神羅シリーズは大抵、最終的に主人公が「統治者」になりますが、今回のアークさまほど政治指導者の面でカリスマのある主人公はいなかった気がします。
主人公を魅力的に描けるからこそ、この作品は長く愛されてるのかもしれませんね。

大剣現のほうも格好いいですね。
裏設定ではアークさま、魔族に伝わる天位「剣聖」を持ってるとか。
…これって、もしかして「剣聖シープ」や「剣聖サイアス」と同じ称号ってことなんでしょうか。
そうなると魔族って、もしかして別の世界からソロモン大陸に移住してきた、ただの異民族ってことになるのかもしれません。
「皇魔族」のアスモさんやベルゼさんとは、どうやら違う種族らしいですし。
ちなみに魔族に伝わる、もう一個の天位「拳聖」は獣魔王マーモンのものだそうで。
この「拳聖」も、テッシンとかのアレなのかなあ。

そしてアルカナさん。
今まで「メインヒロインはマジコ、アルカナさんはいらない子」とか言ってたのがいけなかったのか、今回全く引けず。
結局私、大人のちからを使って入手致しました。
…いいよね、頑張ったよね私。
だってもう何箱買ったかわかんないくらいですもの。

さてお次。
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「勇者王ヒイロ」と「プリンセス・アリア」です。
三弾あたりから超王道騎士道物語の側面も見せ始めた本作の、ある意味主役のお二人ですね。

竜退治、聖剣の獲得、姫の救済、と。
三拍子揃ったベッタベタの、だけど皆大好きな王道ファンタジー。
ひとつだけ王道と違うのは、勇者が大魔王に影響されて成長してたこと、でしょうか。
まるで本当に神羅シリーズの主役みたいな、黄金の鎧も素敵です。

姫も、勇者が仕えるに相応しいヒロインらしさ。
ヒロインキャラも、主人公と肩を並べて輝くタイプと、守られてこそ輝くタイプがいますが、姫は後者の体現ですね。

そして。
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今回のラスボス枠。
「魔導神ファウスト」と「道化神メフィスト」の二人です。

おじいちゃんは何だか若返って、全裸の姫をおなかに格納してますね。
本人もベルト一本で全裸ですが。
…でもなんだろう、あんまりラスボスっぽくないですね。
小者臭が凄いです。

本日(14日)の新着情報によれば、「魔導神」を名乗るファウストに対し、アークは珍しく嫌悪感を剥き出しにした、とのこと。
…どうやらこのおじいちゃんの「魔導神」の称号、ただの自称だったようですね。
勿論我々神羅ファンにとって「魔導神」といえば、神羅連和国と天界に未曾有の恐怖を振りまいた、シリーズ最強のラスボス「魔導神メビウス」です。
つまり…アークさまはメビウスと面識がある、ということに他なりません。
最悪の魔神として嫌悪していたのか、同じ魔道を統べる者として親交があったのかはわかりませんが、とにかくこんなただの爺様が「魔導神」を名乗るのは、気に入らなかった模様です。

そして真の黒幕のメフィストさん。
生来から争いと混沌を好むという、ある意味悲しく孤独な女性です。
アークとしてはその呪われた性質も、きっと周囲の優しさで溶かせると思って、かつては臣下に置いていたそうですが…残念ながら駄目だったようで。
…でもまあ、臣下に収まってたとしても、アルカナやマジコとアークの右腕の座を争う関係になってたんじゃないかと思えますが。

ラストー。
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パニッシャーズの美少女二人。
私にとっての「8柱」のメインヒロインです。

イクサはおなかを出さなくなって露出が減ったぶん、ふともものチラ見せがセクシーです。
戦争も終わったことですし、これからは女の子としてのスキルも磨いていって頂きたいものです。
せっかく可愛いんだから。

マジコは…心配です。
あの、真の「魔導神」もかつて称していた「魔導王」の天位を継承ですよ。
アークさまに貰った杖も、メビウスの愛杖と同じものに進化してるし。
メビウスと同じ奥義「アポカリプス・ロード」まで極めてしまっているし。
アークさまの背中を追うことに夢中で、うっかり魔道の暗黒面に落ちたりしないか、心配で仕方ありません。
後のシリーズで、どこかの世界の魔王として再登場しそうで怖いです。
…もういっそアークさまの奥さんにでも収まってくれれば安心なのですが。

こんなところでしょうか。
神羅への愛が溢れすぎて、やたら無駄に長くなってしまいました。
来年度の第九章にも期待しております。
…でもあんまり凶悪なアソートはやめてくれませんか、バンダイ様。

二月九日。

どうも高崎ですよ。
めずらしく頻繁に更新しております。

でもまあ、本日二月九日は、仕方ないですよね。
1989年(平成元年)二月九日は、我ら漫画に関わる人間の神、手塚治虫先生の命日でした。
なので今日は「肉の日」と言って焼肉食べるのもキン肉マン読むのもいいですけど、心の片隅でちょっとだけ、「手塚作品だとどれが好きだったかな」とか考えてみていただきたいものです。

私が好きだったのは、ベタなところですと「ブラックジャック」や「リボンの騎士」です。
「ブラックジャック」は、一話一話の読み切りの構成と完成度に、感動を通り越して恐怖すら覚えました。
作品のテーマは、私見では「選択」。
ブラックジャック先生はいつも、同時には選べない究極の選択にさらされていたと思います。
何を選ぶのか、何を捨てるのか。
それが失敗におわっても成功しても、毎回その意味を考えさせられる名作でした。
「リボンの騎士」は、初めて読んだ時アニメ版と結構違ってて驚いた記憶があります。
ウォルト・ディズニーの影響があった頃でしょうか、丸っこいサブキャラたちが超可愛いのですよ。
海外の童話を読んでるような作品構成に、何だか純真なわくわく感を覚えたものです。
…残念ながら今、私の描いてる漫画は、純真とは真逆のものですが。

ちょっとマイナーな部類ですと、「奇子」とか「バンパイヤ」でしょうか。
「奇子」は…初めて読んだ時は本当に衝撃でした。
上記の爽やかなものとは正反対の「純真さ」の怖さ。
日本の田舎の嫌らしいエグさ。
この作品で描かれた、善意と悪意の気持ち悪さと、人間の業は、私のその後の人間性に大きな影響を残していると思います。
…や、別に妹におかしな感情を持ったりはしませんでしたけれども。
「バンパイヤ」は、狼男等「動物に変身できる人間」を「バンパイヤ」と呼ぶ点で何だか新鮮でした。
連載は途中休止っぽいようですが、人間と怪物の狭間で苦悩する主人公、この特異体質を利用して悪事を企むダークヒーローらがすごく魅力的でした。
物語を描く、というよりはキャラクターを描くことで作品が進むような印象でした。
今考えると、60~90年代をすっとばして21世紀の手法に近い気がしてて、好きです。

ほかにも「アドルフに告ぐ」とか「火の鳥」とか、「三つ目がとおる」とか、好きな作品はたくさんあるのですが、キリがないのでこの辺で。

…普段は私、漫画のことについてはあんまり書かないようにしてます。
というのも、おんなじ業種である以上、その作品、作家を批評する際に、「じゃあお前がそれ以上にやってみろよ」という当然の帰結にたどり着いてしまいますから。
批判、批評っていうのは、同じ仕事をやってる人だったら、当の相手より「デキる」人じゃなければしてはならないと思うのですよ。
なので、個人の考えを述べるのは、その業界の「素人」に限るべきじゃないのかな、と。
同じ業界の人が事情通ぶって物事を語る視点には、「客観性」が欠けてる気がしていて。

や、単純に私の狭い了見でのお話ですが。

でもまあ、「手塚治虫」に関しては例外としましょう。
だってあの神と「おんなじ業界」のはずがないでしょう、私が。

讃歌。

どうも高崎ですよ。
何だか体調がアレでしたが、週明けからようやくお仕事再開しております。
…働いてないと逆にどんどん具合悪くなってる気がしたもので。

さて、休んでる間に、「まおゆう」原作本を読みました。
あ、いや、読んでる最中、と言ったほうが妥当でしょうか。
現在3冊まで読了。
あと2冊だそうですが…1冊が結構なお値段するので、続きは来月でしょうか。
化物語の続きも読みたいんですが…最近のラノベはなんでこんなに高価なんでしょう。
我々みたいな大人がどんどん買うからよくないのかしら。

さて内容。
アニメ1話の魔王の胸の駄肉に誘われて、ついふらふらと購入してしまいましたが…面白いですねこれ。
というかそもそもこれ、小説じゃなくて戯曲じゃないですか。
文学部出の私でも、かなり久々に読みましたよ、戯曲なんか。
天井桟敷の「身毒丸」とか以来ですよ。
だから「まおゆう」は、ライトノベルじゃなくてライト…何だ?
直訳で「ドラマ」?「チープ・リテラチュア」?

まあいいや。
とにかく、かなり新しい体験をさせて頂きました。
地の文も登場人物の固有名詞も一切出てこないまま、会話と舞台設定だけで進む物語。
「勇者と魔王の決闘」という、普通の物語のおしまいの箇所から始まる物語。
そして、誰か「敵」の一番偉い奴をやっつけるのではなくて、みんなが納得する戦争の落としどころを探すのが、お話の目的であるということ。
これは正直…「よくこんな面倒臭いテーマで書こうと決心したなあ」という種の感心が、まず最初に訪れました。
なので全五冊に及ぶこの長さにも納得です。
むしろこれでもよくまとめられたなあ、と。

それから、読み進むに従って気が付かされましたが、この物語、「勇者」も「魔王」も、別に主人公じゃないじゃないですか。
彼らは基本、知性や戦力としては「論外の超越者」なので、実は物語の主題とは、ほとんど完全に「関係ない」立場にいるわけです。
勇者や魔王がどう思おうとも、結局「人類(含魔族)みんな」が「戦争を終わらせて納得がいく」と思えなければ、物語の目的は達成されなかったことになるわけですもの。

ゆえに、このお話は、魔王たちによってもたらされた新しい「きっかけ」「天啓」を、人類がどう扱い、どう進んでゆくか、が主な流れになるわけです。
従って「まおゆう」の真の主人公たちは「メイド姉」や「青年商人」、「冬寂王」たち、聡明ではあっても普通の人間たちなんだと、私は思うわけです。
「まおゆう」は、こういう面倒臭い目的に向かって、普通の人間たちが如何に足掻き、悩み、それでも進んでゆくかを描いた、「近代化の讃歌」なんだな、と。

戦争を終わらせるためには、まず知識と知性がなくてはならない。
これを第一条件としたこの作品は、産業、政治、経済、宗教、思想の近代化を強く肯定しています。
賛美している、と言ってもいいくらい、前向きに明るく評価しています。
駄目なところも、苦しい時代も、新しい概念を手にすることで必ず訪れますが、それすらも承知で、あえて進んでゆける明るさが大事なんだ、と。

色々キナ臭い現実の日本の現状打破の手段も、もしかしたらこの作品の中から見つかるような気がしてなりません。
ライトノベルやアニメだからって、その辺の実用書や哲学本なんかよりためにならないってことは、ないですからね。
プロフィール

高崎たけまる

Author:高崎たけまる
成人向け漫画家です。
お仕事の依頼はこちらから

kuragedamasii@yahoo.co.jp

手が空いてる限り対応致します。

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