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今月の告知です。

はい、今月のお仕事告知ですよー。
ここで書いても、あんまり宣伝になってない気もしますが。

今月十日売りのコミックメガミルクさん(コアマガジン)にて、タイトルは「黒尻。」です。
褐色肌のコギャルっぽい女の子を色々苛めるお話。
…コギャルって、もしかして死語でしょうか。
もう若い子のことは、よくわからんのじゃよ…。
まあなんにせよ、いつもの変態漫画です。
あ、今回は女の子が責められてるから、「いつもとは逆の変態漫画」と言ったほうが正しいでしょうか。

せっかく褐色肌なので、質感とか色々工夫しようとして、物凄く手間がかかってます。
かかってますが…それがきちんと印刷にでるかどうか…。
毎回、試行錯誤の連続ですね、私の場合は。

安定した漫画が描けるようになりたいものです。
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神も仏もいない12月。

クリスマスネタ、追記です。
季節モノ、とくにクリスマス関係は、当日が過ぎた瞬間に季節ハズレ感がハンパないですけれど。

や、一個二個のネタだったら、適当にストックして、来年のクリスマス時のネタに使うべきだったのですが。
私のXDTなピュアハートにさらなる三つの傷が増えてしまったもので。
せっかくだから晒しておこうかと思いまして。

まずはひとつめの傷痕。
イブ当日、お昼を買ったついでに本屋に寄り道。
今月も愛読している模型誌「Hobby Japan」を買っておこうと思い、レジへ。
が。
この本屋さん、雑貨やCD、オモチャも扱ってる大型店でして。
当然サンタさんモドキの親御さん方やカップルたちが、クリスマスプレゼントを購入するために大混雑しているわけで。
そしてそのレジ捌きも、10:1くらいの割合でいる、普通のお客さんを列からどかして、大口のプレゼント購入のお客さんをどんどん割り込ませる方向で処理して。


…ええ、確かにこんな日に普通の買い物なんかしている私がおかしいのかもしれませんけれども。
他のお客さんが数千円、数万円のお買い物してる中、千円弱のお客さんなんか、ぶっちゃけ邪魔かもしれませんけれども。

心の折れた一般客のみなさんが、すごすごと本を棚に戻して帰って行く、この悲しい光景を、私は一生忘れないでしょう。
え?私ですか?
私は最後まで粘りましたよ?
だって「ガンダムUC」の特集記事、早く読みたいですもの。
イフリート・シュナイドとかバイアラン・カスタムとかの作例が胸熱ですし。
ドライセンやドラッツェも商品化されたことですし、この機会に是非HGUCでひとつ。

ふたつめ。
前回のブログを上げたちょっと後、イブの22時過ぎくらいでしょうか。
例によって仕事してた私は、背景資料のコピーをとるため、ちょっと近所のコンビニまで外出です。
ついでに遅い夕飯でもと思いまして。

ところで私の自宅は、ちょっとした坂の上にありまして、コンビニまで行く際にはその、田舎の人気のない坂を下りてゆきます。
行きには、それほど気にならなかったのですが、問題は帰り道でした。
何だかわかりませんが、その坂の左右の端に、ずらりと路駐の車が一列…あ、この場合二列か、に。
車二台がすれ違うのがやっとの、細い坂道です。
そんなことされたらもう、バイクだって通れません。
私もその二列の真ん中を、若干カニ歩き気味で移動です。

一瞬なんでこんなことになってるのかわかりませんでしたが、すぐに思い至りました。
そう、クリスマス・イブの野郎の所為です。
先程も書きましたが、時刻はちょうど22時過ぎ。
大体ちょっとお高めのディナーを食べ終え、助手席の女の子に軽く飲ませ、いい感じになったところでラブホ(ちょうどひとつ向こうの山が、そんなラブホ密集地帯でしたっけ)へGO…と思ってたもののどこも満室。
仕方ないので人気のない道端で車をアイドリングさせてその中で、ってことなんでしょう。

そうわかると、どいつもこいつも車体を微妙にギシギシユラユラさせてました。
…どうやら図星のようです。
マジでか。

そんな異様な縦列駐車の間をくぐり抜けて、寒い自室へ帰還した私。
武士の情けだ、通報だけはしないでおいてあげましょう。
ただし。
坂の一番下に駐車した奴以外の車のサイドブレーキよ、全部抜けちまえ!
…と願うくらいは、いいですよね。

三つ目。
25日、クリスマス当日の朝。
お子様だったら枕元のプレゼントに一喜一憂する頃。
リア充だったら傍らの恋人と甘い時間を過ごしているであろう(よく知らないので想像)頃。

私はと言えば。
野生の狸が軒下に残していった糞を掃除していました。

…なんかもうね、寒かったです。
特に心が。

そしてこんな記事が、本年最後の更新になることにも、やっぱり心が寒いです。

あ、どうも皆様、本年は大変お世話になりました。
色々と厳しい時代ですが、私は私のできることを精一杯最期の瞬間までやりとおすだけです。
来年もどうか、高崎たけまるをよろしくお願い致します。

天使のいない12月。

何だか忙しくしてるうちに、随分間が開いてしまいました。
…いやもう、今年も年末年始もお仕事尽くしの模様。
まあ、いいことなんですけどね、忙しいこと自体は。
私の場合、仕事が遅いだけなので、何とも言えませんけれども。

さて。
少々忙しいからと言っても。
今日この日だけは、きちんと更新しておかないといけませんね。
特別ですもの。
さあお祝いしましょう、
メリー・クリ○○ス!

…って。
このネタ去年もやりましたっけ。
栗と栗鼠のネタ。
まあいいですよ、どうせ世間のリア充様たちにとってみれば、クリスマスも女の子の大事なトコロも、さして意味は変わんないでしょうし。

と。
これこのように、私がやたらこの性なる夜に噛み付くのには、ちょっとした理由があったのですよ。

実は私も、つい最近気がついたのですが、どうやら私、
クリスマス童貞だったんです。
略してXDT。

「XDT」って書くと、ガンダムシードのストライクとかの型番ぽくてちょっと格好いいですけれども。
ちなみにストライクガンダムは型番「GAT-X105」。
…あんまり似てないか。

ちなみにもう一個豆知識。
なんで「クリスマス」を「X’s mas」って表記するかといいますと、「X」はアルファベットじゃなくてギリシャ文字の「カイ」で、この文字はキリストを表すんだそうです。
直訳すると「キリストのためのミサの日」って感じでしょうか。
日本でギリシャ正教って珍しい気もしますが、語源はそっちみたいなんですね。
…それとももっと昔、分派する前からの言葉なんでしょうか。

閑話休題。
上記のクリスマス童貞とは何ぞや、と、皆様お思いかとは存じますが。
私の完全な造語です。
今、思いつきました。


だって。
よく考えたら私、クリスマスの時期に彼女とキャッキャウフフしてたこと、この約三十年の人生の中で、一度もなかったんですもの。
大体その手前で別れてるとか、険悪な冷戦期間(当然その後決裂します)とか、
ここ最近はそもそもそんな浮いた話の気配すらありませんし。

ゆえに。
私の中ではもう完ッ全に、クリスマス付近のリア充の行動とか、ファンタジーそのものなわけですよ。
そんな架空の生き物のせいで、我々独り者たちはこの時期、ア○ル○ヘイトの時代の○人並みの差別を受けてると思えば。
そりゃ、リア充爆発しろとか叫びたくもなりますよ!




失礼。
…久々の更新でもこんなことばっか言ってる人だから、彼女できないんですね。

や、上記の魂の慟哭を聞かされた後でそんなこと言われてもアレかもしれませんが、私この時期の雰囲気とか、クリスマスソングとか自体は、嫌いじゃないんですよ。
寒い季節ならではの、人恋しさとかと相まって、漫画やアニメだともう正に「クライマックス」って感じじゃないですか。
泣かせる気満々、みたいなお膳立てで。
舞台装置としては、最高の素材なんでしょう。
ここ数年で良かったのは、やっぱり「とらドラ」とか「ef」あたりでしょうか。
ちょっと昔のゲームだと、今日の表題「天使のいない12月」が。

私もいつか、ホワイトクリスマスにクライマックスを迎えるような、泣ける漫画も描いてみたいですね。

クリスマスソングも、何でクリスマスソングってだけであんなにも刺さるんでしょうか。
あの独特の鈴の音や厳かな空気で、反射的に敬虔なきもちになってるのでしょうか。
B’zの「いつかのメリークリスマス」とか広瀬香美の「Dear Again」等のベタなのも好きですけど、最近はGACTの「12月のLOVE SONG」が、滅茶苦茶凄い名曲だと気がつきました。
ちょっと入ったお店とかでたまに流れてると、それだけで涙腺がヤバいことに。
…もうトシかしら。

「この紋所が、目に入らぬか!」

ようやく冬コミ原稿、脱稿です。
これでやっと、商業のほうのコンテ作業に本腰が入れられます。
…すいませんコアさん、もうちょっとお待ちください(私信)。

最近は何だかちょっとスランプ気味で、ただでさえ遅い仕事がさらに遅くなってる気がします。
落ち込むようなことが色々あった所為か、メンタルが弱ってるのかもしれません。
でもまあ、何とかかんとか間に合わせましたので、よろしければコミケのほうにも足を運んで頂ければと思います。

さて。
そんなことはともかく。
全く関係ないお話しますね。

去る今週月曜日、2011年12月12日。
ついにあの長寿番組、「水戸黄門」が最終回を迎えました。
あ、勿論来週も特番があるようですが、通常連続作品としての水戸黄門は、今週で終了。
これにてついに、民放で製作される「時代劇」は、新春特番等を除いて、完全に姿を消すことと相成りました。
NHKの大河ドラマ「清盛」が最後の砦ですが、再来年にはどうやら時代劇とは関係ない時代が題材になるらしいですから、もはやNHK時代劇も風前の灯火なのでしょう。

…寂しい限りです。
「暴れん坊将軍」や「遠山の金さん」、「銭形平次」、「大岡越前」。
在りし日の定番時代劇が大好きだった私としては、残念で仕方ありません。
や、こんな番組が好きだった、とか書くと、実年齢よりだいぶ上のオッサンかと思われてしまいかねませんが。

中でも「暴れん坊将軍」が死ぬほど好きでした。
松平健さんの名演は言うに及ばず、脇を固めるめ組の親分、大岡越前、お庭番衆の面々も、みんな魅力的で。
松平さんと言えば、終盤のおなじみの殺陣が神懸かってました。
「柳生新陰流、無形の位」を見事に表現した、緩急のある美しい太刀裁きには、子供ながら毎回うっとりしておりました。
今でも東映の太秦撮影所には、当時愛用されていた二本の模造刀が、「松平さん専用」書かれた箱に大事にしまわれているそうです。
劇場版「仮面ライダーオーズ」で、殺陣シーンのあの有名なBGMが流れた時には、正直テンション上がりすぎて漏らすかと思いましたよマジで。

「金さん」は、変な趣味かもしれませんが、OPの映像と曲が大好きでした。
真っ青な空と桜の花の、見事な映像に合わせた、ステキ歌謡曲。
カラオケで歌うには…ちょっと難しそうですが。

「銭形平次」は、さすがに大川橋蔵さんの時代ではなく、北大路欣也さんの時代のほうです。
「大岡越前」もそうですが、時代劇でミステリ仕立ての丁寧な脚本だったのが、凄く好みでした。

「水戸黄門」に関しては、以前ここでも随分語った気がしますので、重複は避けますが、最終回になってようやく判明した驚愕の事実がひとつありました。
ご老公が柳沢吉保に印籠を示し、「控えよ!」の一喝。
さすがに大老格のお側用人、御三家の印籠といえども通用しないかと思われましたが。
(ちなみに同じ「葵のご紋」と言っても、徳川宗家と御三家だと、細かく若干違うようです)
「この印籠の中には、我が祖父・神君家康公のお骨が入れられておる!」

マジですか。
…知らなかった。
そりゃ大抵どんな奴でも「ははー!」って平伏すわけです。

さすがに史実とは比べるのもアレですが、こういうドラマ作品としての架空の設定、大好きです。
少々事実と乖離したところで、面白ければいいわけですから。
むしろ、多少トンデモ設定なほうが、見てて飽きませんしね。

…そんな時代劇も、もう新しいものは見られなくなってゆくんですよね。
私もようやく、定番モノの美しさが理解できる歳にさしかかってきたところだったがゆえに、一層残念でなりません。
これでまた更に、私のテレビ離れは進行してしまうわけですね。
もう普通のテレビとかいいから、時代劇チャンネルとか東映特撮チャンネルだけに加入する生活のほうが正しいのかもしれませんね、私の場合。

神羅、整頓。

どうも、高崎です。
…何だか、私の日常について雑記するのは、随分久し振りな気がします。

や、どっちにしろ仕事ばっかしてたので、ほとんど何にも書くことなんか起こりませんでしたけどね。
悲しいことに。
ホーリーナイトが近づいてくる今日この頃にあって、いっそすがすがしいまでに平常運転な毎日ですよ畜生。

さて。
そんなわけで例によって、徹夜明けのぼんやり頭でお昼を食べに外出した際のお話です。
たまたま目にした、田舎のショボいリサイクルショップに立ち寄ると。
そこには恐るべき掘り出し物がありました。

はいこちら。
sinra-neta1
希少品にも程があります。
「神羅万象」第一章2弾の、「鎧羅王ポラリス」です。
……ようやく出会えました、私の嫁。
探し続けて七年目、ようやくの邂逅ですよ。

…嘘吐きました。
さすがにそこまで追い求めてたわけじゃありません。

ほかにもたまたま、私の持ってなかったカードがちょこちょこありましたので、救出です。
画像向かって左が、第四章「神獄の章」の、「マルムメイア」。
主人公マキシに従う「翠澪将クレア」のライバルキャラです。
向かって右が、昨年の「ゼクスファクター」の「蒼震雷鬼 至電龍」。
主人公の、最初のライバルが従える魂獣です。

…いやあ、いい買い物しました。
せっかくなので思い立って、うちに溜まった神羅万象のカードを、きちんと整理しよう、と決心。
出掛けたついでに100均でケースを購入し、帰宅後整理整頓。
はいこちら。
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大変だ。
プラケース五箱に及ぶ大荷物になってました。
…やっぱり、欲望のおもむくままに大人買いをするのは、ちょっとだけ控えたほうがよさそうな気配です。

が。

問題はコレじゃないのですよ。
見て下さい、こちら。
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そう、問題はこの、膨大な数の、ダブリカードなんです。
初期の一章や二章の頃は、うちのサークルの人たちも一緒になって集めてたので、トレードや贈与も可能だったのですが。
途中からは、私一人の孤独な戦いでしたから、ダブったカードもたまっていく一方で。
むしろ若干、私とバンダイ様との間のチキンレースの様相を呈してきてた時期もありました。
どっちが先にやめるか、みたいな。

結果、どうにも処分しづらいステキな重複カードが、大量にたまってしまった、という次第。
せっかくですのでダブリの中から、ちょっとイイトコドリでご紹介致しますね。
sinra-neta4
まずはこちら、神羅一章の「飛天王アレックス」「鎧羅王ポラリス」の4弾仕様。
そして二章「聖龍神リュウガ」「輝煌神オウキ」「鎧羅神シズク」です。
このあたりはもう結構レアなんじゃないでしょうか。

次ー。
sinra-neta5
異世界「羅神獄」との戦いを描いた、四章「神獄の章」五章「王我螺旋の章」から。
左上からいきますね。
順に「魔将軍アスタロット」の娘、「アスモディエス」。
主人公マキシの幼馴染み、「虹響神イーリス」。
マキシに従う羅神鬼の王の一人、「翠澪蛇王クレア」。
下段いきまーす。
四章、五章のメインヒロイン、「真星姫神メリル」。
何だか当時不思議に人気のあった、アンデッドのお姫様、「屍廻仙タナトリア」。
そして、羅神帝に仕える王の一人、「月光王ルキア」、です。

神獄のシリーズって、最初から神羅を知ってたっていう人も、結構離れてて知らないことが多いんじゃないでしょうか。
個人的にはこの頃のデザイン、凄く凝ってて大好きだったので、もうちょっと知名度が上がって欲しいところです。
勿体無いなあ…。

さらに昨年の「ゼクスファクター」も。
sinra-neta6
順に参ります。
主人公の頼れる先輩、「烈火のカリン」。
学園副会長、「荊姫シヅカ」。
主人公に片想い、クラス委員の「光翼聖天キリコ」。
担任の先生、「鋼鉄戦姫マリオン」。
シリーズのラスボスの一角、「偽神ナイアーラ」。
ナイアーラは魂獣で、今年のヒロイン・イズナの持ってる「水滸剣」の、本来の持ち主ですね。
「ゼクスファクター」は学園もので、他のシリーズと比べるとスケールが小さかったのですが、今年の「七天」に繋げる伏線が随所にちりばめられてて、今見ると凄く面白いですね。

…と。
こんな感じで紹介してみましたが…どうしましょうコレ。
捨てたり売ったりするのは何だかアレですし…。
神羅のオンリーイベントとかに持ってって置いて来ればいいんでしょうか。
そんなのあるのかどうか、知りませんけれども。

「天の杯」講釈。

…アレアレオカシイナ。
知らないうちに一週間経ってました。
年の瀬が近づくに従って、忙しくなって参りますから、しかたないとはいえ。
私の場合は、うっかりタイムシフトで録画しといた「とらドラ」を全話一気に見てた所為でもあるわけですが。
…いやホント面白いですね、「とらドラ」。
一回全部見てる所為もありますが、もう第一話冒頭のモノローグからボロ泣きする私。
長いことPCに向かってても、一向に目が乾きません。
泣きっぱなしだから。

ただ時間は矢のように過ぎていきますね。
この忙しい時期に。
ナンテコッタ。
おかげでせっかく「大戦」再開したらしい神羅フロンティアも、ろくに入れません。

さて。今日は別に、「とらドラ」を語る日じゃありませんでした。
先日の押井守監督の萌えアニメ否定発言と絡めて語ってもいいかな、とは思いましたが…ソレやってFate放り出すとゲルさんに怒られるでしょうから。
今日はきちんと、Fate最終章「HeavensFeel」について語りたいと思います。
ではお約束、ネタバレしてますので、嫌な方はさくっと戻って頂けますでしょうか。




では参ります。
知っての通り(という前提でお話ししますが)、この所謂「桜ルート」、Fate好きにはわりと不人気で有名なシナリオです。
…私は実は、一番好きなシナリオなんですけどね。
セイバールートのような爽快感も、アーチャールートのような熱いカタルシスもあまりない、中途半端な印象がある所為かもしれません。
聖杯戦争のネタバラシを延々と語るだけの印象もある所為かもしれません。
でもそれ、違います。

そもそもこの「Fate」における、一番の見せ場って、どんな場面だったでしょうか。
セイバールートにおいては、ラストシーン近く、聖杯を求めるためだけに何度も何度も過ちを繰り返してきたセイバー自身の手によって、聖杯が破壊されるシーン。
アーチャールートにおいては、ただの人間である衛宮士郎によって、英雄王が打ち破られるシーン。
つまりは、その瞬間までそうだったはずの「ゲームのルールの破壊」の瞬間こそが一番の見せ所、つまりはカタルシスの瞬間であるわけです。
…でも、桜ルートにおいての「ルールの破壊者」って、実は間桐臓硯なんですよね。
いままでそうだと思っていた聖杯戦争の目的事態が欺瞞だったとバラすのも、騎士王や英雄王を退場に追い込んだりするのも、全部基本的に彼の差し金なわけです。
だからこそ、大きなどんでん返しを期待してた我々は、肩透かしを食らったように、ちょっとがっかりしてしまうわけです。
なんだよジジイ、お前じゃねえよ座ってよ、とか思うわけです。

でも、そこを取り払ってもう一回見て下さい。
もっと大きな「ルールの破壊」が起きてます。
即ち、「衛宮士郎自身による、衛宮士郎の破壊」です。

「正義の味方になる」。
そう言った彼自身の手による、セイバーの殺害。
この場面こそが、「Heavens Feel」の大きなカタルシスのひとつだと、私は思います。
士郎とセイバーは、いわば合わせ鏡。
理念も理想も、そっくりそのままの、理想像。
その姿は黒く堕ちたとはいえ。
彼女を殺害し、打ち捨て、先へ進む士郎の姿。
打ち捨てられたそれは、衛宮切継から受け継ぎ、士郎が育て、英霊エミヤへ到達する、貴い想い。
至高の正義。

それでも。
世界中を敵に回してでも、衛宮士郎自身を敵に回してでも、守りたいものを見つけられたこと。
それが、ようやく手に入れた士郎の救いであり、安息だと思うわけです。

「Fate」が「Fate」である限り、衛宮士郎は絶対に救われず、ずっと苦しんだまま、自分が苦しいことを知らないまま、戦い続けていきます。
ゲルさんは「zero」読了に際して、「これは『呪い』の物語だね」と評しました。
至言です。
「正義」は「呪い」。
彼らの信じる理想が、あまりにも頑な過ぎるがゆえに、削りあい、傷つけあい、殺しあう。
それを純継承し、人の形にむりやり鋳造したために、士郎はあんなにも歪な心を抱えて生きてきたわけです。
よく、「Fate」をあんまり好きじゃないという方の意見に、「主人公に感情移入できない」ってのがあるようですが、それはそれで正しいんです。
士郎のありようがどこか不自然だと思うのは、至極当然です。
だって、そういう風に書かれているんですから。

その不自然な「ヒーロー」としての彼を破壊して生まれた彼は、我々とそう違わない心。
みんなにとって正しいかどうかは、さして問題じゃない。
正しかろうが正しくなかろうが、どうしても譲れないものがある。
それを譲らないことこそが、自身の「正義」。

この桜ルートは、今まで語ってきたようなメッセージ性よりも、多分「衛宮士郎を、間桐桜を、イリヤスフィールを救ってやりたい」という思いで書かれたものなんじゃないでしょうか。
結果として何かしらメッセージを受け取り、共感したり色々するのは、我々の勝手かもしれませんけれども。

…こんな感じでしょうか。
以上、「Fate」三部作の講釈を終わります。
…何だか凄く脳が疲れました。
次回からは堅苦しいことを書くのはしばらくやめて、くだらないことを中心にダラダラ書こうかと思います。
ここまでわざわざ読んでくださった方、お疲れ様でした。

それではー。
プロフィール

高崎たけまる

Author:高崎たけまる
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